食洗機を使うときの注意点7つとNG行為2つ
Panasonic製の食器洗い乾燥機のNP-TH4に付属していた取扱説明書を参考に注意行為とNG行為をあげました。
実際に使用の際には、購入された食洗機に付属の取扱説明書をよくお読みのうえ、正しく安全にお使いください。
この記事では、残念度と危険度で評価をしつつ、ひとつずつ見ていきます。
7つの注意点
できるだけやらない方がいいことを注意行為としてあげています。
よほどのことがない限り、やらないようにしましょう。
刃物の刃を上向きに入れる
【残念度】★★☆☆☆
【危険度】★★★☆☆
刃物が上を向いていると食洗機から食器類を取り出す時に危険です。
せっかく食洗機で怪我せずにきれいに洗えるのに、取り出す時に怪我したらせっかくの食洗機がもったいないですね。
運転中にドアを開ける
【残念度】★★☆☆☆
【危険度】★★★★☆
運転中にドアを開ける場合は必ず「一時停止」を押し、ゆっくり開けましょう。
中は高温で高圧で洗剤入りの水流が入り乱れています。
また、食洗機内は高温の蒸気が充満しています。
一時停止を押していても、急に開けると高温の蒸気がいっきに出てきて、とても危険です。
それらで火傷しないために、運転中にドアを開ける場合は必ず「一時停止」を押し、ゆっくり開けるようにしましょう。
運転終了後すぐに食器を取り出す
【残念度】★★☆☆☆
【危険度】★★★☆☆
食洗機は高温の洗浄水で食器を洗います。
当然、高温の洗浄水で洗った食器もまた高温になっています。
運転が完了しても、すぐには取り出さないか、ゆっくり蓋を開けて少し待ってから取り出すと良いでしょう。
食器の予洗いをしない
【残念度】★★★★☆
【危険度】★☆☆☆☆
予洗いとは、食洗機に入れる前に、軽く手洗いをして、あらかじめ大きな汚れを落としておくことです。
予洗いをするメリットは2つあります。
食器を確実に綺麗にすること、食洗機内の状態を良好に保つことです。
◆予洗いは、食器を確実に綺麗にするため効果的です。
食洗機の洗浄力はかなり高いと言えますが、完璧とは言えません。
ギトギトの油汚れなどはそのまま入れると、汚れが取れていないことがよくあります。
また、グラタンの焦げつきや茶碗蒸しのこびり付きなどは食洗機では落とせません。スポンジなどで落としてから、食洗機に入れましょう。
ただし、予洗いで用いた台所用洗剤はかならず水で完全に洗い流してから食洗機に入れましょう。
台所用洗剤が食洗機内に入り込むと、とても危険で故障の原因になることもあります。
◆予洗いは、食洗機内の状態を良好に保つために効果的です。
予洗いをせず、七味・ごま・ふりかけ・魚の皮などを食器につけたまま食洗機に入れると、食洗機内のフィルターに汚れが溜まり、詰まりの原因や、匂いの原因になります。
定期的なフィルター掃除も大切ですが、そもそもフィルターが汚れないようにすることも大切なことです。
食洗機に適さない素材の食器を使用
【残念度】★★★★☆
【危険度】★☆☆☆☆
耐熱温度が食洗機の洗浄水の温度以下の容器を使用すると、食器の変形や塗装のはげ落ちが起こる可能性があります。
食洗機非対応の食器を食洗機に入れても問題ないことはよくありますが、大切な食器などは食洗機対応でないなら、入れない方がよいでしょう。
適切な積み方をしない
【残念度】★★★★★
【危険度】★☆☆☆☆
食器を適切に入れないと、食洗機は効果的に働いてくれません。
食洗機の噴射水がよく当たるように、食器の汚れた面を噴射口に向けましょう。
タッパーのような軽い食器を食洗機に入れる場合は、上から別の食器を被せるなど、ひっくり返らないための工夫をする必要があります。
定期的に掃除をしない
【残念度】★★★★★
【危険度】★☆☆☆☆
予洗いをしっかりしていても、食洗機の中には汚れが溜まっていきます。
汚れが溜まってくると、洗い上がりも悪くなり、カビや匂い、水漏れの原因にもなります。
定期的な掃除をして、長く効果的に食洗機の恩恵を受けましょう。
2つのNG行為
続いて、NG行為を解説します。
NG行為は絶対にしないでください。
故障や怪我などにつながる、とても危険な行為です。
洗剤を投入口以外に入れる
【残念度】★★★★☆
【危険度】★★★★★
↑専用洗剤投入口はここです。
洗剤を投入口以外に入れるのは、実際に私もやってしまっていました。
一度、食洗機が動かなくなったことがある。洗剤の入れ方が悪かったせいで、センサー部分にかかってしまっていた。(業者を呼んだら簡単に解決して頂けました。)
食洗機が動かない間、手洗いだったわけだが、この時の経験から、食洗機が大好きになった。
人は失って初めて、そのありがたみを知るのだ。。— たいちゃん【食洗機ごり推しマン】 (@taichan21_blog) July 1, 2023
食洗機の庫内にはセンサーがあるんですね。
カゴの手前に洗剤を入れると、ドア裏側のセンサー部に洗剤がかかり、誤作動の原因になります。必ず専用洗剤投入口から、洗剤を入れてください。
取扱説明書 p18
洗剤は投入口に入れましょう。
台所用液体洗剤・重曹を使用する
【残念度】★★★★★
【危険度】★★★★★
食洗機には必ず食洗機用の洗剤を使用してください。
我が家にある食洗機専用洗剤(左)と台所用洗剤(右)。
台所用洗剤を使うと、大量の泡が発生します。
泡を消すために、運転時間が長くなり、水の使用量も増える原因になります。また、洗剤量によっては水漏れ・故障の原因になります。
下洗いやつけ置きなどで付いた台所用液体洗剤は、しっかりすすいでください。(水漏れ・故障の原因)
重曹を使うと、重曹の成分がかたまります(故障の原因)
取扱説明書 p5
食洗機専用洗剤は泡が立たない特殊な洗剤が使われています。
台所用洗剤を食洗機に入れると、食洗機内が泡だらけになり、故障してしまいます。
絶対に食洗機専用洗剤を使用しましょう。
食洗機を使うときの注意行為とNG行為まとめ
【7つの注意行為】
・刃物の刃を上向きに入れる
・運転中にドアを開ける
・運転終了後すぐに食器を取り出す
・食器の予洗いをしない
・食洗機に適さない素材の食器を使用する
・適切な積み方をしない
・定期的に掃除をしない
【2つのNG行為】
・洗剤を投入口以外に入れる
・台所用液体洗剤・重曹を使用する
これ私やっちゃってるなぁって心当たりがある人も多いと思いますが、この記事を読んでから行動を修正すれば大丈夫です。
メーカーも安全性は考慮して作られていますので、私たちユーザーはは少し気を付けるだけで危険を回避することができます。
便利な家電を上手に活用して快適な家事ライフを送ってください。
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